ピアノが水に濡れてしまったら?慌てずに確認してほしいこと
大切なピアノに飲み物をこぼしてしまったり、雨漏りや水漏れでピアノが濡れてしまったりしたら、とても心配になりますよね。
実際にササキピアノにも、「ピアノに水をこぼしてしまったのですが大丈夫ですか?」というお問い合わせをいただくことがあります。
結論から言うと、水の量や濡れた場所によっては大きなトラブルにつながる可能性があります。しかし、早めに対応することで被害を最小限に抑えられる場合も少なくありません。
ピアノは木でできています。
ピアノは金属の弦が張られた楽器というイメージがありますが、実際には多くの部分が木材で作られています。
外装はもちろん、鍵盤やアクション部品、響板など、音やタッチに関わる重要な部分も木材が使われています。
木は水分を吸収すると膨張し、乾燥すると収縮します。
そのため、水に濡れることで部品の変形や動作不良が発生することがあります。
少量の飲み物なら大丈夫?
コップ一杯の水を天板にこぼした程度で、すぐに拭き取れた場合は大きな問題にならないこともあります。
しかし、水が鍵盤の隙間や内部に入り込んでしまった場合は注意が必要です。
数日後になってから、
鍵盤が戻らなくなる,
鍵盤が重くなる,
音が出にくくなる,
雑音が発生する,
といった症状が出ることがあります。
特にジュースやコーヒーなど糖分を含む飲み物は、乾燥後に部品が固着する原因になるため要注意です。
自分でドライヤーはNG
水に濡れた時に急いで乾かそうとして、ドライヤーやヒーターを当てる方がいらっしゃいます。
しかし急激な乾燥は木材の反りや割れの原因になることがあります。
また、内部まで水が入り込んでいる場合は表面だけ乾いても意味がありません。
無理に乾かそうとせず、まずは表面の水分を優しく拭き取り、できるだけ早く専門業者へ相談することをおすすめします。
雨漏りや浸水は要注意
天板から少し濡れた程度であれば軽症で済むこともありますが、雨漏りや浸水の場合は話が変わります。
ピアノ内部まで大量の水が入ると、
金属部品のサビ,
フェルトの劣化,
木部の変形,
カビの発生,
など、さまざまな問題が起こります。
一見問題なく見えても、数ヶ月後に不具合が出ることもあります。
そのため、浸水や雨漏りがあった場合は症状がなくても点検をおすすめします。
まずは写真を撮ってください
万が一ピアノが濡れてしまった場合は、
濡れた箇所の写真を撮る,
どのくらいの水がかかったか記録する,
表面の水分を優しく拭き取る,
無理に分解しない,
専門業者へ相談する,
この流れがおすすめです。
火災保険や家財保険が適用できるケースもあるため、写真は残しておくと安心です。
早めの対応が大切です
水によるトラブルは、発生直後よりも数日後や数週間後に症状が出ることが少なくありません。
「今は普通に音が出るから大丈夫」と思っていても、内部では変形やサビが進行していることもあります。
ササキピアノでは、ピアノが水に濡れてしまった際の点検やご相談も承っております。
もし飲み物をこぼしてしまったり、雨漏りや浸水などで不安なことがありましたら、お早めにご相談ください。早期発見・早期対応が、大切なピアノを守る一番の方法です。

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